動画編集の基本第二回「カット編集〜書き出しまで」

Skill up

動画編集の基本「やってみよう」の2回目では、カット編集から動画の書き出しまでを紹介します。

カット編集

タイムテーブルに動画を並べて、不要な部分をカットします。ハサミのマークをクリックして分割し、不要な部分をデリート(削除)します。削除キーはMacの場合「×」を押します。できた空白部分をデリートすると左寄せされます。

テロップ作成

レイヤーを「ビデオ2」として追加します。Textの頭文字である「T」のタブを押し、クイックテキストを選んでクリックします。別のウィンドウで、文字のフォントやサイズを指定します。この場面では「ヒラギノ角ゴシック」を使います。よく使うフォントはお気に入り登録しておくと便利です。

文字の背景やアウトラインをつけると、読みやすくなります。背景のつけ方は、バックグラウンドをオンにします。バックグラウンドの色を調整して、読みやすくします。

縁取りを付けるにはアウトラインをオンにします。縁取りの太さを変更することもできます。デザインから縁取りの種類を選ぶと自動で縁取りをしてくれます。

オープニング・エンディング

編集した動画の始まりの部分に「オープニング」を入れ、最後に「エンディング」を入れると、一つの番組のように編集することができます。タイトルから好きなデザインを選んで、必要なテキストを書き込めば、おしゃれなオープニング・エンディングを作ることができます。

オープニングのタイトルを選びます。プレビューが出ますので、気に入ったものを選びます。

レイヤーに挿入し、文字を打ち込みます。 エンディングを入れます。白背景で終わる方法は、ホワイトアウトのトランジションを入れます。最後に「ご視聴ありがとうございました」と入れてもいいし、「動画のタイトル」を入れてもいいでしょう。ふわーんと出てきて、ふわーんと終わらせたいので、アニメーションをつけます。

トランジションやエフェクトを追加して仕上げる

トランジションとは、「移行」「変化」「過度」などの意味を持つ英語で、一般的には動画制作で、前後のカットを自然につなぎ合わせるために使われる効果(エフェクト)を指します。動画をつなぐときに、トランジションを入れると、スムーズにつながります。トランジションのタグをクリックし、ディゾルブを選びます。

BGMのインポート

オーディオを選択し、タイムラインにドロップします。メインの音声の音量の目安はマイナス5db。BGMの音量はメインより15~20dbほど低めにするといいでしょう。バランスをとりながら、

メインの音量が聞き取りやすいように調整することが大事です。

BGMを選びますが、夏の雰囲気など様々なカテゴリーがあるので、動画に合ったBGMを選びます。赤いマークは別途サブスクリプションに入る必要があります。ここでは無料のBGMを選びます。

ここで、音量の差を見ると、BGMがメインになってしまっています。鳥の声が聞き取りにくいですね。音を下げてマイナス20dbにすると、BGMがさらっと聞こえつつ、鳥の声も聞こえるというバランスになります。 最後に動画の尺とBGMを合わせます。BGMをカットしてフェードアウトさせたり、動画の速度を変更してBGMに合わせたりします。

動画の書き出し

エクスポートとは、アプリケーションからデータを出力(書き出し)するという意味です。エクスポートボタンをクリックして、名前と保存先を設定し、動画データを書き出しします。

ここで注意点です。動画の書き出しには大きなデータ容量を使います。長い動画や高画質の動画は、「書き出しエラー」を起こす場合があります。

その場合は、保存先を外付けハードディスクなど十分な容量のアルメディアにするなどの方法で対応しましょう。

ユーチューブなど通常の動画であれば、品質は「標準」で十分でしょう。 また、編集中に、ソフトが予期せぬシャットダウンをする場合があります。せっかく編集したデータが消えてしまわないように、こまめに「保存」します。また、編集中にプロジェクトを保存して、再度立ち上げる場合は、インポートした素材の保存場所を変えないようにしてください。読み込みエラーが発生してしまいます。

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