英語の学習につまずいた人のための授業をお送りします。「つまずき君」と一緒に、勉強していきましょう。

よろしくお願いします。
前回の授業では、英語は主語と動詞が重要であることを学びました。今回は、その動詞について、さらに深く学んでいきましょう。前回の授業では、loveという動詞を使って、主語をIやsheなどに変えながら、英文の作り方を学びました。今回は、love以外の動詞を使って、文章の作り方を学びましょう。
want という動詞は、「~が欲しい」という意味です。
前回の復習になりますが、英語は単語を置く位置が大事でしたね。

主語、動詞が軸になって、その後に、動詞の目的語などが続きます。
例えば、「私は食べ物が欲しい」というときは、

となります。
foodは食べ物という意味の名詞で、wantの目的語になっていますね。
主語+動詞+目的語という形は、前回勉強した「I love you. (私はあなたを愛しています)」と同じ形です。
goは「今いる場所から離れる」comeは「話の中心地へ近づく」
では、goという動詞の場合はどうでしょうか。
goは、その場から「行く」とか、その場から「いなくなる」という意味です。goだけでは、どこに行くのか、という到着点を表さないので、目指す場所を示すために前置詞のtoを使ったり、例えば、行先を示す副詞と一緒に使います。行先を示さない場合は、その場から「消える」とか「いなくなる」という意味になるんだよ。
それでは、つまずき君。まず、主語と動詞をつくってみましょう。「私は行きます」はどういうかな。

I go

ハイ、正解。
どこに行くかという場所を追加してみよう。
「私は学校に行きます」はどういうかな。

「I go school.」
あれ、ちょっと変?
そうだね。goという動詞は、それだけでは、どこに行くという行き先を示さなかったね。
だから、「学校へ」という行き先を示すのは、前置詞の「to」なんだ。前置詞「to」は、「→(やじるし)」の役割を果たし、「どこそこへ」という意味を示します。だから、学校へというのは、to schoolとなるんだ。
I go to school
主語 + 動詞 +その他(~へ)
次は、「私は、毎朝学校へ行きます」というのはどうなるかな?

I go to school every morning.

ハイ、正解。
主語+動詞が基本の形で、その後に、「学校へ」(to school)、「毎朝」(every morning)という副詞句をくっつけていく形ですね。ちなみに、副詞句とは、2語以上の単語がセットになり、主語・動詞を含まずに、副詞のように動詞、形容詞、他の副詞、文全体を修飾する言葉の固まりです。
例えば、「私は毎週末には遠くへ行きます」は、
I go far away every weekend.
となります。
このとき、主語、動詞のあとに続く、far awayも、every weekendも副詞句なんだ。
far awayは、行き先地ではなく、遠くへという漠然とした言葉です。だから、矢印を示すtoは使いません。far awayも、every weekendも、動詞であるgoを説明していますね。

goと似ている動詞にcomeがあります。goは「行く」、comeは「来る」と覚えましたね。本来的には、goは「今いる場所から離れる」という意味で、「行く」ですが、comeは、「自分や相手のいる場所や話の中心に近づく」ことで、来るときも、行くときもcomeを使います。
例えば、お母さんがご飯の支度ができたわよ。と言ったときに、「今行きます」というのは、goを使うと、出かけるという意味になってしまうので、comeを使って、「I’m coming」というんだよ。

それじゃ、つまずき君。
「彼は毎日私の部屋に来る」というのはどうかな。
まず、彼は来る。
He comes
ハイ正解。
Heは三人称単数だから現在形のcomeにsを付けるのも忘れなかったね。
次に場所を入れて、彼は私の部屋に来る。はどうかな。
He comes to my room
ハイ正解。
そして、彼は毎日私の部屋に来る。はどうなるかな。
He comes to my room every day
ハイ正解。
万能動詞のdo 昔々はdo+一般動詞が基本だった
次に動詞のdoをみてみよう。
loveやwant、go、comeなどと同じ動詞の中で、doは使い勝手が良く、さまざまな役割を持っているんだ。
doは、主に「〜する」という意味です。
do homeworkで宿題をするという意味になり、do houseworkで家事をするという意味になるんだ。
また、強調を表す用法もあります。
I love you. は「私はあなたを愛しています」ですが、
I do love you. と動詞のlove の前にdoを付けると、強める表現になります。
私は本当にあなたを愛していますとか、私は確かにあなたを愛しています。という意味になるんだ。
このように、doは英語の最も基本的な動詞なんだよ。
do+一般動詞を考えれば、疑問文・否定文も簡単に作れる
また、「~ですか?」というふうに疑問を投げかけたり、「~ではありません」と否定する時には、doは重要な役割を果たすんだよ。
疑問文や否定文が苦手な人のために、分かりやすい作り方をみてみよう。
さきほどのI do love you. をみると、おかしなことに気付きます。英語の原則は、ひとつの文の中に動詞はひとつです。なのに、doとloveの2つがあるね。
結論をいうと、このときのdoは、動詞を助ける助動詞の役割をしているんだ。

そこでちょっと思い出してください。
助動詞と言えば、「~できる」という意味のcanがありますね。
例えば、「あなたは英語を話すことができますか?」と尋ねる時、
Can you speak English?
としましたね。
助動詞の疑問文の作り方は、ふつうの文を疑問文にする時、
You can speak English.
動詞のdoが、助動詞の役割も果たすということを知っていれば、loveやwant、go、comeなどの動詞を使った文章の疑問文をつくるときに役に立つんだよ。
例えば、
You go to school every morning.
あなたは毎朝学校へ行く。という文章を疑問文にするときは、動詞の前にdoを置いて考えると分かりやすいよ。
You do go to school every morning.
としてみて、疑問文にするために、助動詞のdoと、主語であるyou をひっくり返します。
あなたは毎朝学校へ行きますか?という英文は
Do you go to school every morning?
となります。
疑問文をつくるとき、すんなりとできる人はややこしく考えなくてもいいけど、疑問文の作り方につまずいた人にとっては、このように考えると、理解しやすいかもしれません。
三単現や過去形の疑問文・否定文をつくるときのチェックポイントは

それじゃ、つまずき君。「彼は毎日私の部屋に来ますか?」はどうなるかな。

彼は毎日私の部屋に来ますが、
He comes to my room every day.
だから、
動詞の前にdoをつけると、
He do comes to my room every day.
になるから、
Do he comes to my room every day?
かな?

おしいけど、不正解だね。
He comes とcomeにsが付くのは、主語が三人称単数だからだったね。
三人称単数現在のときはdoは、esを付けて、doesになるんだ。
そして、doをdoesにすることによって、三人称単数であることは示したから、comes はcomeに戻してあげるんだよ。 だから、
He does come to my room every day.
となって、主語とdoes をひっくり返すと
Does he come to my room every day? となるんだ。

そうなんだ
過去形の疑問文についても、やっておきます。
She loved you.
彼女は君を愛していました。という意味です。
前回の授業で、She loved you.と過去形になると、現在形では必要だったlovesのsが消えることを学びましたね。そして、loveの過去形のlovedになりました。 同じように動詞の前にdidを付けます。
She did love you.
彼女は君を愛していた。という強調表現ですが、didで過去であることを示したので、lovedはloveに戻っています。
そして、主語と助動詞のdidをひっくり返します。
Did she love you?
(彼女は君を愛していましたか?) になります。
次に、否定文についてもやっていこう。
I want food.
は、私は食べ物が欲しい。という意味だったね。
疑問文と同じように、動詞の前にdoを付けます。
I do want food.
そして、この助動詞の役割をしているdoに「~でない」という意味のnotを付けるんだ。
I do not want food.
で「私は食べ物がほしくない」という意味になるんだ。
do notはdon’tと省略できるので、
I don’t want food.
になるんだ。

じゃあ、「彼は、食べ物を欲しくない」というのはどうなるかな。

He wants food.の動詞の前にdoesを置いて、
He does want food.
となるから、does をnotで否定すると、
He does not want food.
そして、does not を省略すると、
He doesn’t want food.

ハイ正解。
このように、文章の動詞の前にdoやdoes、didを付けて考えると、疑問文や否定文が理解しやすくなります。実は昔の英語では、doと動詞がセットになっていて、普通の文では省略されているけど、疑問文や否定文になると姿を現すものと考えてみると、理解しやすいと思います。
動詞の使い方に慣れれば誰でも上達するのが英語
最後に、命令文についても説明しておくね。
命令文とは、「~しなさい」などと特定の相手に動作を要求する文です。
主語を省略し、動詞を文の頭に置きます。
You open the door.
で、「あなたは、そのドアを開ける。」という意味になるんだけど、
主語のYouを外して、動詞のOpenから始めると、
Open the door.
で、「ドアを開けて」となるんだ。
また、
You don’t open the door.
は、「あなたは、そのドアを開けません」という意味の文ですが、主語のYouを外すと、
Don’t open the door.
「ドアを開けないで」という意味の文になります。
Pleaseを付けると、丁寧な言い方になります。
Please open the door.
は「ドアを開けてください。」になるんだ。
また、let’sを付けると、「~しましょう」という意味になるんだ。
Let’s open the door.
で、ドアを開けましょう。になるんだ。
まとめ
この授業では、want、go、comeなどの動詞を使った英語の文章の作り方を学びました。
英語は単語を置く位置によって意味が決まり、英語アタマになるには主語と動詞をまず考えることが重要でした。
主語+動詞のあとに、動詞の「~を」という目的語や「どこそこに」という場所や「どんなときに」という時間などを繋いでいきます。
また、doという便利な動詞についても学びました。doは動詞を助けて、疑問文や否定文を作るときにも使います。三人称単数現在のときは、doesにします。
そして、「~ですか」と尋ねる疑問文、「~ではありません」という否定文、「~してください」「~しましょう」などの命令文についても学びました。
英語では動詞の使い方が上達の鍵です。
今は分からなくても、繰り返すうちに慣れるので、 一緒に頑張りましょう。

