【英語の品詞】数えられる名詞と数えられない名詞の分かりやすい見分け方

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わんこ先生
わんこ先生

はい、わんこ先生です。英語の学習につまずいた人のための授業をお送りします。「つまずき君」と一緒に、勉強していきましょう。

つまずき君
つまずき君

よろしくお願いします。

前回は動詞の種類として、大まかにbe動詞と一般動詞があることを勉強しました。英語で文章を作るときには、be動詞を使うのか、一般動詞を使うのかをまず、決めることが大事でしたね。英語には、動詞のほかにも、名詞や形容詞、副詞、前置詞など10種類の品詞があります。今回は、この品詞について勉強します。

品詞を知っていると、文法が分かりやすくなる

英語の品詞とは、単語を役割や性質によって分類したものです。品詞を知っていると、文法を理解するために便利です。英語には主に10種類の品詞があり、代表的な名詞、動詞、形容詞、副詞で文の骨組みが作られます。

このほかにも、名詞の代わりをする代名詞、名詞の前において場所や時を表す前置詞、単語や文をつなぐ接続詞、動詞を助けて意味を付け加える助動詞、名詞の前に置きその名詞を特定する冠詞、とっさの感情を表す間投詞があります。

つまずき君
つまずき君

わー、たくさんあるんだ。

これらの用語をすべて暗記する必要はありません。心配しなくても、自然に使えるようになればいいんだよ。

どんな単語がその品詞にあたるのか、例を挙げます。

名詞

まず、人や動物、場所、モノ、概念などの名前である「名詞」です。例えば、cat(ネコ)やorange(オレンジ)、money(お金)、time(時間)などがあげられます。文の主語や目的語になります。

代名詞

代名詞は、名詞の代わりになる言葉です。例えば、I (私)、you(あなた)、it(それ)などですね。

動詞

動詞は、動作や状態を表す言葉で、文の骨格を示す述語として非常に重要な役割を持ちます。is やareなどのbe動詞、loveやwantなどの一般動詞があります。

形容詞

形容詞は、名詞を修飾するもので、big(大きい)や happy(幸せな)、beautiful(美しい)などがあります。

副詞

副詞は、名詞以外を修飾するもので、very(とても)や fast(速い)、well(上手に)などがあります。 つまずき君「そうなんだ」

つまずき君
つまずき君

そうなんだ

絵に描けると可算名詞、絵に描きにくいと不可算名詞

まずは名詞について詳しく見ていきましょう。

英語で名詞について押さえておきたいことは、数えられる名詞と、数えられない名詞があるということです。数えられる名詞は可算名詞、数えられない名詞は不可算名詞と言います。

リンゴは、英語でappleですが、数えられる名詞ですね。だから、果物のリンゴを表すときは、「an apple」と言います。「a」、「an」は冠詞で、「ひとつの」という意味です。2つのリンゴの場合は、「two apples」として、語尾に複数形を示す「s」を付けます。

一方で、waterは水という意味ですが、数えられない名詞です。数える場合には、容器や形などの「単位」を表す言葉を「 of 」の前につけて表現します。

例えば、a glass of waterで、グラス1杯の水です。

breadはパンを示す数えられない名詞です。数える時は、a slice of breadでパン1切れなどと言います。

数えられる名詞と数えられない名詞を見分けるにはイラストにできるかどうかを考えます。数えられる名詞は、パッと絵に描くことができますが、数えられない名詞は、簡単に絵に描くことができません。

apple(リンゴ)やcat(ネコ)、book(本)などは絵で描けるので、数えられる名詞です。water(水)やair(空気)などは絵に描きにくいので数えられない名詞です。

また、peace(平和)やinformation(情報)などは形があるものではないので、数えられない名詞です。

つまずき君
つまずき君

あれ?パンは絵に描けるけど?

はかりではかっているのは不可算名詞、加工して可算名詞になる場合も

いいところに気が付いたね。

確かに、フランスパンやロールパンなど簡単に絵に描けるパンもあります。フランスパンはbaguetteと言いますが、これは数えられる名詞です。ロールパンはrollと言いますが、これも数えられる名詞なんだよ。

通常のパンをあらわすbreadという単語は、昔の英語では「かたまり」という意味だったんだ。小麦粉をこねて焼いたかたまりを、みんなで分けて食べたんだろうね。これは肉(meet)や水(water)と同じ扱いで、数えられない名詞だったんだ。

このように、数えられる名詞と数えられない名詞を見分けるもう一つの方法としては、量ではかるかどうかなんだ。昔は、肉やパンは量ではかっていたんだね。

数えられる名詞を数える時のルールについて説明します。 「ひとつの」を示す「a」と「an」は冠詞の中でも不定冠詞といって、数えられる名詞の単数形につけるんだ。

aをanに言い換えて前に置くのは、発音しやすいようにするため

「a」と「an」の使い分けの基本ルールは「a」は、あ、い、う、え、お以外の「子音」で始まる単語の前に置きます。「an」は、あ、い、う、え、おの母音で始まる単語の前に置きます。ここで重要なポイントは、このルールは、文字ではなく「音」で決まるということです。

例えば、appleは、「アップル」と「母音のあ」で始まっているので、anを付けて、an appleです。一方で、制服を表すuniformは、「u」で始まっているけど、「ウ」と発音せずに、ユ(yu)という子音で始まるので、aを付けて、a uniformと表記します。

時間を表すhourは、「h」で始まっていますが、「h」は発音せず、「アワー」という発音になり、「ア」という母音で始まっているため、「an」をつけて、an hourとなります。

また、数えられる名詞を複数形にした場合、「s」か「es」を付けます。この時の、使い分けのルールは、語尾が「s」「sh」「ch」「x」「o」のいずれかで終わる単語には「es」を付けます。

bus(バス)は「s」で終わるので、「buses」になります。

dish(皿)は「sh」で終わるので、「dishes」になります。

watch(時計)は、「ch」で終わるので、「watches」になります。

box(箱)は、「x」で終わりので、「boxes」になります。

potato(ジャガイモ)は、「o」で終わるので、「potatoes」(ポテイトーズ)になります。

ただ、語尾が「o」で終わる単語でも、外来語や省略語の場合は「es」ではなく「s」を付けます。例えば、photo(写真)は、photographの省略形であるため、「photos」になります。

kimono(着物)は、外国の人たちから見ると、日本から来た外来語です。語尾がoで終わっているけれど、kimonosと「s」を付けて複数形にします。

「y」で終わる単語は、「y」の直前の文字によって変化の形が変わります。

子音字+yの場合は、yをiに変えて esを付けます。

例えばcity(まち)はcitiesです。

でも、母音字(あ、い、う、え、お)+yの場合はそのまま s を付けます。

例えば、boy(少年)はboysです。

つまずき君
つまずき君

うわー、とても覚えられないや

これらのルールは、いずれも、単語を発音しやすいようにするためなんだ。「あ、あっぷる」と発音すると、まどろっこしいので、「あなぽー」とリズムカルに発音するためにそうなったんだよ。

暗記しようとするのではなく、それぞれの単語を発音していくといいよ。

つまずき君
つまずき君

そうなんだ

英語の熟練者でもうっかり間違える定冠詞「the」のつけ方

今度は、冠詞のもう一つの種類である定冠詞「the」についても勉強しよう。

定冠詞「the」は、話し手と聞き手の間で「どれのことか特定できる名詞」の前に付けます。

例えば、会話で2回目以降で出てくる名詞です。

私は本を買いました。その本は面白いです。というときは、

I bought a book.

The book is interesting.

となります。最初に出てくる本は不特定であり、「a book」ですが、2回目の本は特定されるので「the book」になります。

次に、話し手も聞き手もそれが何かわかっている場合です。

Could you open the window? 窓を開けてもらえませんか?

というときは、話し手も聞き手もどの窓のことを指しているかわかるときは「the window」で通じます。

世の中に1つしかないものを示す名詞の前にもtheを付けます。

the sun(太陽)、the moon(月)、the earth(地球)などです。

そして、状況や文脈で自然と特定されるも場合もtheを付けます。

I went to the station. 私はその駅へ行った。という意味ですが、この場合のstationは、その地域にある特定の駅で、自然とその駅だと分かる場合です。

theの読み方は、theの直後にくる単語の最初の発音によって変わります。子音で始まる場合は「ザ」と読みます。例えば、the bookは「ザ ブック」です。母音で始まる場合は「ジ」と読みます。例えば、the appleは「ジ アップル」です。

世界の終わりを示す、the end of the worldは、最初のtheは母音(end)の前にあるため「ジ」と発音し、二つ目のtheは、子音(world)の前にあるため、「ザ」と発音するので、このフレーズで理解しておくと便利です。

The end of the worldでtheの発音のルールをマスター

「the」を付ける場合と「the」を付けない場合を区別するのは難しいものです。

さまざまな細かいルールがあるんだけど、ざっくりと理解するには、絵でイメージすると分かりやすいです。

the を付ける対象を枠で囲う感じです。

〇(circle)が3つあって(three circles)、真ん中の〇のことを示すとき、

「the circle」と指を指しますが、まさに枠で囲んで、対象を定めているイメージなんだ。

「the」を付けると、どこからどこまでというふうに範囲を決めることになります。

固有名詞についても、theを付けるか、付けないかについて、枠を付ける必要があるかどうかで判断することができます。

例えば、the United Statesは、アメリカの国のことを指しますが、united statesだけだと、state(州)の合わせた連合州という意味になります。

The United States of Americaは、アメリカという国を構成する50の州を枠で囲ったイメージなんだ。

フィリピンは、英語でthe Philippinesと言います。フィリピンは、7千を超える島々で構成された国ですので、枠で囲って、これらでフィリピンですというイメージです。定冠詞のtheと、複数形のsを付けています。

同じ国名の固有名詞でも、日本のJapanや、イタリアのItalyなどにはtheは付けません。

富士山は「Mt.Fuji」と言いますが、形がわかりやすい山には「the」は付けません。これに対し、山が連なっている山脈にはどこからどこまでという範囲を明確にする意味で「the」を付けます。飛騨山脈は「the Hida Mountains」となります。 川は本流と支流があり、川の名前を指すときに、どこからどこまでと範囲を明確にする必要があるため、「the」を付けるのが一般的です。「利根川」は英語で「the Tone River」と言います。これに対して、湖は形がはっきりしていて、範囲を示す必要がないので、「the」は付けません。琵琶湖は「Lake Biwa」です。

まとめ

今回の授業では、文法を理解するために便利な品詞のうち、名詞や冠詞について勉強しました。名詞には、数えられる名詞と数えられない名詞があること、名詞に付ける不定冠詞や定冠詞のルールについて勉強しました。

パンは数えられないけど、ロールパンやフランスパンは数えられるとか、富士山には定冠詞theを付けないけど、飛騨山脈にはtheを付けるとか、今回紹介したルールは日本語の感覚とはずいぶん違います。長年、英語を勉強してきた人でも、間違って使っている場合もあります。大事なことは、たくさん声に出して、少しずつ慣れていくことです。